「三つ子の魂百まで」〜高校時代の通信簿

先日、日本へ行って
実家に泊まったおりに探し物をしていたら
ちょっと面白いものが出て来た。

「調査書」

というタイトルの書類。

大学入試のときに
受験する大学に提出した書類で、
要は高校3年間の通信簿のようなものである。

通常この書類は封印をして
受験大学に送らなければならないのだが、
私は中身が見たくて余分に発行してもらい
開封したのだ。

全体的に至って平凡な成績であるが、

「三つ子の魂百まで」

という諺を、なるほどな、と思わせるのは
現代社会、地理、政治経済、日本史、
いわゆる社会科が比較的強いというところか。

小学校の頃から歴史書を読み漁っていた
私にとって日本史などは自分の趣味が
学校の教科になったようなもの。

授業中は寝ているか、
周りの連中と遊んでいるかだったのに
日本史の試験は毎回満点に近い点数だった。

英語などはまったくの苦手で
赤点・追試を受けたことが何度かある。

現在私は日々英語と中国語を
普通に使って仕事をしている。

日本の学校における
語学教育の成績があまりあてにならない、
という顕著な一例だろう。

当時の英語教師のほとんどが
たしか英語を話せなかったはずだ。

一番興味深いのは数学かもしれない。

数一、代数・幾何、基礎解析(微分積分)の
成績は芳しくないのになぜか、

「確率・統計」

だけが最高評価である。

なるほど、

「今の私の生業に最も必要な数学的技術は何か?」

と問われれば、
やはり確率と統計学的分析力
ということになるだろう。

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「三つ子の魂百まで」〜高校時代の通信簿」への2件のフィードバック

  1. 松下寛英

    確率と統計かあ。
    私も自衛隊時代に普通科( 歩兵 )から新設された情報科に転属することが夢でした。
    二度と同胞が生きながらに空爆で焼かれる事が無いように、二度と若くして外国人にさらわれて将来の可能性を奪われないようにと。
    きっとそれらに抜きん出ていたら或いは…辞めて置きます。
    全ては終わった事、閉ざされた事。

    返信
    1. blogadmin 投稿作成者

      我々一般庶民にはなかなか実情がわかりませんが(まあ、当たり前なのですが)、日本の情報機関は復活以後けっこう良いレベルまできていると聴きます。世の中が悪意に満ちているとまでは言いませんが、自分から関係の遠い人のことはどうでもよい、あるいはそれどころか自分の利益のためにその人が不利益を被ってもかまわないと考えてしまう性質はホモサピエンスがどう頑張っても超えられない壁でしょう。
      争いはなくならない。自分が、日本人が生き残りたいと考えるなら道は「負けない」ことしかありません

      返信

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