ベルリンの不動産投資の将来性を支える要素 

欧州で随一の経済規模を誇る
ドイツの首都ベルリンの経済成長と
それにともなう物件価格の上昇が
見込めると考える要素は以下の通り。

【交通インフラの発達】

ベルリンは
ヨーロッパの都市では
ロンドン、パリに次いで
訪問者の多い都市である。

従来の
シェーネフェルト国際空港を拡張して作られる
ブランデンブルグ新国際空港の開港は
年間の訪問者を2,200万人から3,000万人に
増加させる効果が見込まれており、
将来的には5,000万人規模を目指している。

電車、バスなどの
公共交通機関は効率よく連携しており、
時間も正確で料金もリーズナブルである。

高速鉄道網も整備されており
ベルリンからハノーバーまでは1時間30分、
ハンブルグまでは1時間45分、
チェコのプラハまでは4時間40分、
オランダのアムステルダムまでは
6時間20分程度で到達可能、
まさに中央ヨーロッパ交通のハブと言える。

【住宅の供給】

2013年のベルリンの
人口増加は42,000人で
1.2%の増加率を記録、
毎年順調に増加しているが
新しい住宅の供給は極めて少なく、
10,000人につき1年当たりわずか
8件の物件しか供給されないという割合になる。

2013年には
年間20,000世帯の増加に対して
17,600戸しか新規供給されておらず、
それだけでも12%の不足が生じた。

小型の単身者向け物件が増えており、
新しい住民が都市中心部を好むのに対し、
従来の住民は郊外へ移り住む傾向がある。

【雇用の状況】

ベルリンは
ドイツの都市の中では
もっとも雇用の伸びている地区であり、
毎年多くの新会社が設立されている。

もっとも
雇用の多い産業分野は観光で
275,000人もの就業人口を抱えており、
新空港の開港による訪問者の伸びは
ベルリンの経済に大きく寄与するはずだ。

それ以外にも
ITや製薬、生物化学、
再生可能エネルギー、医用生体工学などの
ハイテク産業もベルリンの地域経済を
力強く支えている。

【教育環境】

ベルリンは
教育に力を注いでおり、
優秀な人材や野心的な
若年層を引きつけている。

ベルリンの多くの大学は
国内外の学生を問わず無料で就学可能。

これは納税者にとって
年間EUR3億3,000万の
コスト負担となっているが
その投資に対するリターンは大きなものであり、
ベルリンではドイツの他の
どの州よりもベンチャー企業の起業が多い。

【物件の割安感】

現時点でベルリンは
ドイツ7大都市(ベルリン、ミュンヘン、
ハンブルク、ケルン、フランクフルト、
シュツットガルト、デュッセルドルフ)のうちで
賃貸価格がもっとも割安な都市である。

不動産価値は上昇を続けており、
2014年には賃貸価格が6.6%、
販売価格が10.1%の伸びを示した。

世帯当たりの
収入に占める家賃の負担割合は
まだ20.4%程度であるが
物件の不足は賃貸価格の安定した
上昇を支える大きな要因となるだろう。

平米あたりの物件価格は
ロンドンでおおよそEUR11,500/M3、
パリでは約EUR10,000/M3なのに対し、
ベルリンではまだEUR3,500/M3程度である。

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投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

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