ネイティブではない英語を学ぶ意義(2)

ところで
いかに公用語が二つ以上ある国で
幼少期から育ったとしても
第一言語と第二言語には明らかな違いがあるらしい。

通常人間の脳はどうしても
もっとも上手に使いこなせる第一言語を
「自分の言葉」として選んでしまい、
たとえ幼い頃から親しんでる言葉であっても
第二外国語は第一言語の軸を基に学ぶ形になり、
完全なバイリンガルにはなり得ないと言われている。

先に述べたように
フィリピン人はフィリピン語の
ネイティブスピーカーであり、
英語は第一言語(母語)ではないので
英語のネイティブスピーカーである
イギリス人やアメリカ人のように
流暢に話せるわけではない。

僕自身の経験からも
フィリピン人の話す英語は
確かに上手ではあるが、
いわゆる「自分の言葉」である
フィリピン語を軸にして習得した言語である
というが想像できるレベルなのである。

ところで多くの日本人は
この世界でもっとも通じやすい
言語である英語が苦手である。

英語が苦手であるというより、
英語による会話が苦手と言った方が
良いかもしれない。

日本では
義務教育から英語を教えており、
大学受験に合格するためには
かなり高度な文法や単語を学ぶことになるので
英語に関する知識量は世界水準でも
むしろ多い方だと言える。

だから日本人の
英語習得に関する素養は
決して劣ってはいるわけではない。

実際自分もそうであったが、
海外に留学する、あるいは
海外で勤務する機会を得るなどで
英語を話さざるを得ない状況に身を置いて、
短期間に英会話ができるようになった
日本人は数多く見てきた。

環境的な要因が大きいと思う。

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投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

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