賃貸ビジネス革命「airbnb(エアビーエヌビー)」(2)

2014年のairbnbの利用者は2,000万人。

仮に平均宿泊単価を
USD30とした場合、6億ドルの
bnbの仲介をしたことになり、
その6%から12%の手数料は
平均9%で計算するとUSD5,400万(約66億円※)に
達することになる。

※USD1=JPY123(2015年6月時点)

従来型のホテル経営者はこうした
airbnbの動向に神経を尖らせているが、
それは必ずしも宿泊客を奪われている、
ということだけが理由ではないようだ。

きちんと
政府の許可を取得して
宿泊施設として営業している
ホテルは食中毒を出したり、
火事などで大災害を引き起こさないように
ゲストを迎え入れるために
さまざまな法律にしたがって
必要な人員を配置したり、
設備を揃えたりしている。

つまり多くの宿泊客を
安全に受け入れるために
それなりのコストをかけている。

bnbは従来、
一般の人を一般の人を家に泊めてあげる、
そしてそのお礼を金銭で支払う、
というところから始まっていると推測できる。

もちろんそもそもが
一軒家やアパートの民家なので
当然ホテルのような安全基準は満たしてはいない。

こうした
部屋の一時賃借のようなものが
少数の個人の間でおこなわれている間は
それほど問題にはならなかったのだろうが、
それが世界各地に80万部屋を擁する
システムに育ってしまうと我慢がならない、
というところだろう。

一方でここまで
大きく成長するということは
airbnbが既存のホテルが
カバーできていなかったニーズを
抑えているというのも事実である。

いたずらに
規制するというのではなく、
ホテルとは違った基準である程度の
利用者自己責任を絡めた基準で
このニーズに応えてもらいたいものである。

海外資産運用メールマガジン【国境なき投資戦略】

投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

お名前(姓)
お名前(名)
Eメール

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

海外資産運用メールマガジン【国境なき投資戦略】

投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

お名前(姓)
お名前(名)
Eメール