2015年5月19日、香港18:50発の
キャセイパシフィック航空CX111便に搭乗し、
シドニーに到着したのは午前6時。
キングスフォードスミス空港は秋の気配。
思えば25年前の1990年、
はじめて海外に一歩を踏み出したのも
この時期のシドニーだった。
パソコンもインターネットも
携帯もない四半世紀前のこと。
その間に激変した
中国の風景に想いを馳せると、
古い建築物をそのままキープする
習慣のあるシドニーの空港周辺の佇まいは
25年前とさほど変わっていない。
ところが
そんな変わらぬ外見の背後で
シドニーの不動産市場はここ数年で
実に大きな変化が進行している。
僕が今回4年ぶりに
オーストラリアを訪れたのも
それが主な理由だ。
真夏に向かって
蒸し暑さが増していた香港から
秋も深まったオーストラリア。
早速ダウンジャケットを着込む。
「Optus」のプリペイドSIMを
購入してインターネット環境を確保、
AUD45(約4,000円※)で1GBのデータ通信が可能だ。
※AUD1 = 約JPY90(2015年5月頃)
9:20AM発の
ジェットスター便に乗って
そのままブリスベンに飛ぶので
到着したターミナル1からバスで
ターミナル2へ移動。
そこで今回の旅に同行する
”ユニークな一匹狼”こと紺野健太郎氏と合流。
シドニーからフライトで1時間半、
オーストラリアの北東部を占める
クイーンズランド州の州都ブリスベンは
シドニーより暖かく湿度も適度で
爽やかな気候である。
到着してすぐさま
予約していたレンタカーに乗り込み、
現地の不動産業者を訪ねる。
11:00にブリスベン空港に到着、
慣れない道を運転するのでアポイントは
余裕をもって13:30としていたが
交通の便が非常に良く12:00には
先方の事務所に到着してしまった。
人口約200万人のブリスベン。
かなり暮らしやすそうな街である。