海外居住権を取得することを本気で計画する(1)

「属地主義」と「属人主義」

という言葉を聴いたことがあるだろうか?

国家はもれなく
税金を徴収する権限を持っているが
その徴税の仕方には2つの種類がある。

それが上記に挙げた
属地主義と属人主義である。

世界の国家はすべて
属地主義の国と属人主義の国
に分かれるのだ。

属地主義の国は、
自分の国に住んでいる人から
税金を払ってもらうというルールに
従って徴税している。

つまり、
現在国内に住んでいる
自国民はもちろんのこと、
国内に住んでいる外国人からも
税金を徴収することになっている。

その代わり自国民であっても
外国に住んでいる人から徴収しない。

では、
海外に住んでいる
その国の国民はどこに
税金を納めるのかというと、
現在住んでいる外国に納税するのである。

例えば、
日本と中国は属地主義の国である。

だから
日本に住んでいる中国人は
日本政府に納税することになり、
中国に住んでいる日本人は
中国に納税することになるのだ。

一方、
属人主義の国は
自国の国籍を持っている人から税金を取る、
というルールで徴税している。

つまり、
属人主義の国の国民は
世界のどこに住んでいようと
本国に納税することになるわけだ。

世界のほとんどの
国家は属地主義の国であり、
属人主義の国はアメリカ、フィリピンなど
ごくわずかである。

すなわち
アメリカ人やフィリピン人は
世界のどこに住んでいても
本国の定めた税率に従って納税しなければならない。

彼らにとって税率は常に同じなのだ。

逆を言えば、
属地主義の国の国民は
居住する国を変えれば税率も
変わるということになる。

僕がこのことについて知ったのは
2002年頃に読んだ橘玲さんの書籍

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

を通じてだった。

当時、
香港に住んで投資に
取り組んでいた僕にとって
これはある意味コペルニクス的な
考え方の転換をもたらした。

海外資産運用メールマガジン【国境なき投資戦略】

投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

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