日本で富豪を目指すひとつの法則

私は海外における
資産運用のコンサルタントであり、
私自身も20年近くも中国・香港で暮らす
海外居住者(日本非居住者)である。

日本は税制的に
属地主義の国であるから、
我々日本人は海外に移住すれば
海外居住者という身分になって
移住先の国の税法に従い、
そこで納税をすることになる。

海外には日本より税負担が軽く、
物価も安い国がいくつもあるので
例えば引退後にそうした国に移住をすると
豊かな生活を送ることができる。

だから長期に渡る
資産運用をおこなうと同時に
将来的な海外移住を視野に入れて
行動することをお勧めしている。

少子高齢化で
公的年金の充分な
受取額も期待のできない中、
こうした海外居住者としての立場を利用して
税コストと生活コストを下げ、
限られた資産を有効活用してゆくことが
我々日本人にとって合理的な対策と考えている。

だが昨年、
ある友人が体系化して
説明してくれた理論を聴いて、
それまで自分が強く信じていた

「資産を活用するうえで税負担の高い日本は不利だ」

と一方的に考えてしまうことが
いささか浅い思考に基づくものだ、
ということを気づかされた。

友人が名付けたその理論

「物販大富豪の戦略術」

とは以下のようなものである。

1.日本国内を本拠地に清く正しく真っ当な物販ビジネスを行う

2.毎月毎月、必ず黒字経営をする

3.ビジネスによる納税と社会保障の支払いをしっかり行う

4.上場企業である銀行とパートナーとして取引をする条件を全て整える

5.銀行からパートナーとして認められ融資を受け、銀行と一緒に、物販の規模を大きくして行く

6.きちんと納税して、日本に貢献する

7.収益が出たお金の一部は、日本の政治家に対して、個人口座から政治献金を合法的に行うことにより、日本の政治活動に貢献する

至極まともな方法にも見えるが、
細かく噛み砕いてみると多くの人が
思い描いていた概念とは異なる部分があるはずだ。

まず商品を仕入れて売る、
という物販のビジネスを始める。

その物販ビジネスで
こだわるべきところは
できるだけ大きな売上を上げることと、
毎月必ずきちんと利益を計上すること。

利益率や利益の額には
それほどこだわらなくても良い。

9,000円で仕入れた商品に
1,000円の利益を乗せて10,000円で
販売するような卸売のような形で良い。

それで充分な売上が
上がらなければ利益を半分削って
9,500円にしてでも売上規模を確保する。

>>陥りやすい罠<<
ここで売上を犠牲にして
利益率を確保するような
普通の物販ビジネスに
走ってしまうと成功は遠のく

決算のときも
きちんと利益の計上と納税を行なう、
もちろん社会保険料なども正しく支払う。

>>陥りやすい罠<<
目先の税金対策などのため赤字決算にすると逆効果

その黒字の実績を
持って銀行から融資を受ける。

銀行はモノが動く
実態のある取引や、
利益の額の大きさよりも
長期に渡って安定した黒字
(=長いお付き合い)を好む傾向にあるので
こうした物販が最も融資を引きやすいのだ。

最初は融資額も
小さく利息も高いが、
ひたすら大きな売上と
安定した利益を出すことを心がけると
時間ともに信用がつき、
徐々に融資額が増え、
借り入れ利息も下がってくる。

>>陥りやすい罠<<
業績が上がると
株式公開や上場のチャンスも
訪れるかもしれないがそれは厳禁。
無理な右肩上がりを強いられる上場は
このスキームを簡単に破壊する爆弾となる

融資を受けた資金が
手元に余るようになったら
然るべき方法で日本を
動かしている中枢の人々と付き合い
Win-Winの関係を築く。

要は

「利権」や「許認可」

といった、
一般の庶民にとっては
ある意味嫌悪すべきモノ、
しかしどこの国にも厳然と存在する
特権に真正面から近づいて
その果実を分けてもらう手法である。

これは日本を拠点に
活動してこそ可能な方法。

そしてこうした活動で、
正々堂々と正しい税金を負担しながら
それ以上にリターンを得られるのならば、
なるほど節税のために何も慣れない外国になど
行く必要などまったくない。

「物販大富豪の戦略術」

この手法は
ある意味とてもシンプルである。

ただハードルは低くない。

まず会社からの給与収入だけで
生活しているサラリーマンであれば
この手法はまだ縁の遠いものである。

そういう人にとって
「場所の分散」や「通貨の分散」
で保有資産を見舞うリスクを避け、
時間を見方につけて長期運用で老後資産を作って
属地主義を上手に利用して海外で豊かな老後を送るのは
依然として合理的で有効な方法だ。

自営業者、それもすでに
物販を手がけていてそれなりの
収益を挙げているのであれば道は近い。

自営業者だって
もちろん海外移住を視野に入れた
老後設計は可能である。

だが、私の経験から
そういう人は得てして海外に来ても
しばらくして日本に戻ってしまう
ケースが少なくない。

海外でのんびりリタイヤ生活。

誰もが最初は憧れるが、
もともと自分の力で成功を納めた事業家は
いずれそんな生活には飽き足らなくなるようである。

また、いざ移住先で
ビジネスをやろうと考えても
言葉の壁や現地の人との習慣の違い
などで思うに任せない。

昔のように日本で思いっきり暴れたい!

たくさん稼いでたくさん税金も払う!

それがオレの人生!

という結論に至り、
いろいろと苦労して手に入れた
非居住者の立場を捨てて
日本に戻ってしまうのだ。

そうなりそうな自営業者は
一直線にこちらの道を目指しても良いだろう。

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投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

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