戦略家、真田孔明(1)

もう11年前になる。

当時、僕は日本企業の
駐在員として香港で勤務。

会社の業務の傍ら、
金融フリーゾーンである
香港という地の利を生かして
一投資家として活動していた頃だ。

「SARS(重症急性呼吸器症候群)」

という、
謎の伝染病が猛威を振るう中
彼は本社から赴任してきて
我々の営業チームに加わった。

大学時代にアメフトで
東軍のオールスターチームに
選抜されたという経歴通りの体躯から
私が受けた第一印象は、

「猪突猛進型体育会系営業担当」

海外勤務公募制度という
社内に新しくできた制度に
応募して香港法人にやってきた彼の
TOEICの成績は200点台だったという。

要は語学力は問わず、
ヤル気のある人間を送り込んで
海外拠点の活性化を図ろう、
という本社の意図があったのだろう。

「Hallo! I am go to Hong Kong..」

赴任の挨拶として彼が
これから一緒に働くスタッフに
出した英文のメールを見て、
我々年長社員は愕然とする。

決して大げさにではなく、
中学生レベルの英語力だった。

”いくら何でもこれは使えん。。”

皆が無言のうちにそう思った。

ところがその二ヶ月後、
彼は1人で現地の代理店に出かけてゆき、
商談を済ませて帰ってくるようになった。

そしてみるみるうちに
営業成績を上げていった。

”あれれ、どうして? どうして?”

狐につままれた、
という感覚がピッタリだった。

語学が多少できる人材でも
海外で普通に仕事ができるまでに
半年から一年はかかるのである。

語学力はほぼゼロ、
といっても過言ではなかった彼が
どうしてこれほど短期間で強力な
戦力となりえたのか?

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それが明らかになったのは2年後。

会社に退職届けを出して、
起業準備をしていた僕に
彼は自分が会社勤務の一方で
自分がやっていることを打ち明けた。

赴任当時に短期間で
英語を習得した方法。

ここでははっきり書けないが、
男性が是非とも知りたい◯の極意。

会社に内緒で
副業ビジネスに成功した方法。

どれもが非常に合理的、
しかしどれもが自分には
なかなか気づかない手法だった。

彼の視点や方法論は私が出会った
どんな人間とも異なっていた。

そしてそれらのノウハウを
PDFのレポートにしてネットで販売、
毎月の収入が会社からの給料の数倍にも
上ること、を聴いた。

目の前の平社員の収入は
東証一部上場、業界一位、
グループ売上2,500億円を誇る
本社社長の年収をはるかに超えていた。。

それが彼、真田孔明との出会い。

海外資産運用メールマガジン【国境なき投資戦略】

投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

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