世界中のあらゆる取引に指先で参加できる時代

2016年9月21日は
日銀の政策決定会合、
23日はアメリカFRBの
連邦公開市場委員会(FOMC)
という金融・投資の分野には
大きな影響を及ぼす発表が
立て続けに行われた。

今回の日銀政策決定会合では、
日銀がマイナス金利の深掘りを
見送ったことで業績悪化の不安が
和らいだ銀行の株などが買われて
日経平均株価は大幅に上昇、

FOMCでは米ドルの利上げを
見送ったことで米国株が上昇し、
円高ドル安が進むことになった。

私は香港当局の認可を得た
FA(ファイナンシャルアドバイザー)という立場で
複数のファンドを組み合わせた
ポートフォリオを作って運用しているので
これらの結果はいつも緊張感をもって見守ることになる。

特に世界の基軸通貨である
米ドル金利の上昇は米国のみならず
世界の株価を下落させるほどの影響力があるが
それが見送られると逆に上昇することもあるので
悪影響を抑えるために安定資産に
スイッチングするかどうかの判断をしなければならない。

こうしたイベント時には
特に神経を使うのだが、
私は普段も世界各国の
株式指数は逐一チェックしている。

主要20カ国の
平均株価指数であれば
だいたいいつでも
近似値で答えることができるし、

どの国の市場が上昇基調にあり
逆にどこが低迷しているのかというのも
肌感覚で掴んでいる。

そうすると短期では
一時損失を抱えることがあっても
長期のトレンドではあまり間違えることはない。

その他、
主要通貨10ペア程度の動向、
米国長期国債10年物、30年物あたりは
毎日チェックしているポイントだ。

仕事として
染み付いている習慣と
それで得られた知識は自分自身の
個別の投資にも利用する。

個人的には世界4ヶ所の
証券会社とFX会社に口座を
持って売買している。

その4つの証券会社を通じて
世界24カ国の市場で個別株が
取引できることになっている。

一部では信用取引もできるので
株価下落時にも利益を得ることも可能だ。

他にもそれらの
証券会社内でReit、ETF、
オプション、ファンド、国債、
地方債、社債などに投資することも可能、
すべてオンラインで取引できる。

便利になったものだ。

FX口座は
長いトレンドで利益を狙うのと、
上記の政策決定会合やFOMCのような
イベント時の急激な動きがあるときに
素早く動けるように準備してある。

商品の輸出入や
国内販売なども個人が容易に
参入できるようになっている。

ヤフオクやAmazonなどに
商品を出品して販売することで
個人がそれほど大きなリスクを
抱えることなく商売に
参入できるようになって久しいが、

最近では商品を仕入れて、
販売して、それを梱包して郵送する
という従来の物販ビジネスについて回った
面倒な作業もかなり省けるようになっている。

例えばAmazonの
FBA(フルフィルメントバイアマゾン)という
サービスは商品をAmazonの倉庫に送って在庫しておいて、
その商品が売れたらAmazonが代わりに
発送してくれるというサービスである。

つまりきちんと
売れてゆく商品を見つけたら
それを買い付けてFBAに送っておけば
売上がが積み上がってゆくという仕組みだ。

その商品を
どこから仕入れて
どこで売れば利益が確保できるか、
ということもネットを通じて
効率良く調べることができるようになっている。

そうして見つけた
「儲かる商品」を注文すれば、
仕入先を探して買い付けおこない、
届いた商品を検品して、
それをFBAまで運んでくれるという
サービスまである。

自分の仕事は調査、注文、支払いと
出品作業だけになるのでPCあるいは
スマホ上の作業だけとなる。

IT技術の発達や
様々なサービスの出現で
実物の商品を仕入れて売るという
商売もだんだんと投資に
近づいてきているような気にもなる。

「現物投資」あるいは
「商品投資」と呼んでも
過言ではないかもしれない。

いずれにせよ
パソコンやスマホの小さな画面上で
世界中のありとあらゆる取引からの
利益(損失)を得られるようになったのは確かだ。

海外資産運用メールマガジン【国境なき投資戦略】

投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

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