HSBC香港口座の解約・閉鎖の方法

高齢になってしまったので
もしものときに家族が相続で
苦労しないようにしておきたい。

英語での口座のメインテナンスが
やはり自分には難しくてストレスが大きい。

最低預金額を維持できなくなった。

他の国に開設した銀行を
海外でのメインバンクにしているので
今後あまり使わない。。

HSBC香港の口座を閉鎖する理由は様々だ。

いつどこで起こるかわからない
金融的な危機のリスクヘッジとして
資産を世界の複数箇所に分けて置いておく

「場所の分散」

為替変動による
資産の目減りのリスクを避けるために
預金や金融商品を複数通貨で保有する

「通貨の分散」

日本から地理的に近く、
金融的に自由度の高い香港にあり、
インターネットバンキングや
テレフォンバンキングなどのサービスが
充実しているHSBC香港は
そこに向かって歩む第一歩目として
ふさわしい銀行だと私は思う。

日本居住者でもすでに
HSBC香港口座を持っている人は数多い。

最初は誰もが
フル活用する希望を持って
それを開設したはず。

だがしばらく時間が経つと、
口座を維持する必要性をそれほど
感じることにできない人はどうしても出てくる。

将来何があっても
おかしくはないから
自分と家族の生活を守る大切な資産は
一ヶ所、一カ国に集めておくよりは
ある程度散らしては配置しておいた方が
良いと一般論で言えるのは確かだ。

日本でもそうだが
海外の銀行でも口座の唯一の持ち主が
死亡するとその口座は一旦凍結されてしまう。

そんなとき
親族が相続人として
亡くなった口座名義人と
自分との関係を証明することで
口座内の資金を取り戻すことになるが、

海外の銀行に対してそれをおこなう場合は
証明書類の翻訳や現地の弁護士等有資格者の
認証などが必要で多大な手間と時間、
そして費用がかかることになる。

先日法律事務所に
問い合わせたところ
その手続きにかかる費用は
最低でも150万円程度とのことだった。

作業に費やす労力も含めれば
200万円ぐらいの預金ならいっそのこと
諦めた方がマシかもしれない。

まだ自分も若くて
これらか長い時間を生きてゆくことが
予想されるのであればまだしも
自分が高齢となり相続人も若くはない状態であれば
将来起こりうるリスクは経済環境の変化よりも
むしろ相続に関する手間や費用の方が
大きくなることもあるだろう。

一旦海外の口座を
使ってはみたいと考えたものの、
やはり自分は万が一のためのリスク分散より
お金を手元に置いて自分のできる範囲で
管理することを優先するというのも
ひとつの選択である。

経験してみて
はじめてわかることも多いので
それはそれで意義のあることだと思う。

いずれにしても我々は
毎年数回口座解約についての
相談を受けている。

HSBC香港の口座を解約するには
現地へ行って窓口で手続きする方法と
書類の郵送で手続きをする方法の2通りがある。

現地で手続きをする方が早くて簡単だ。

窓口で口座内の預金を
別の口座(ほとんどの場合日本にある自分の口座)に送金して、
その場で口座を閉じる手続きをすれば良い。

書類の郵送で
おこなう場合は少し面倒である。

口座の解約を希望する旨を
記したレターを作成する一方で、
カスタマーサービスから書類を取り寄せて
口座内の資金をどの通貨で
どこの口座に送金するのかを指示しなければならない。

複数の外貨預金口座に分散している場合は
外貨預金口座に入っている資金の両替の方法、
定期預金を組んでいるときはその解約と振替、
投資口座で株式や債券やファンドを保有している場合は
その売却手続きと資金の移動などを
事細かに書面にて指示しなければならない。

クレジットカードを持っていたり、
口座からの自動引落し支払いを設定していれば
それぞれの取り消し手続きも必要となってくる。

最初から
書類の内容が完璧であれば
それを送って1週間から2週間程度で
解約は完了するが、
多くの場合最初に提出した書類の
記載事項には不備があって
何度かやり直しをすることになる。

HSBC香港口座の開設は
語学力や居住地などの要求が高くなり
年々難しくなってきている。

すでにそれを持っている
ということはこれから目指す人にとっては
とても羨ましいことでもある。

今すぐ積極的に活用する予定がない
ということであれば口座のグレードを
パーソナルインテグレーテッド(スマートバンテージ)
にしておけばHKD5,000(約75,000円※)の
残金をキープすることで無料で口座は維持される。
※2016年12月時点の為替レート

2年間に一度は
引き出しや入金、両替をするなどして
口座内の資金を動かさないと凍結されてしまうので
少なくともその程度のメインテナンスは必要になるが
それでも口座は持っておいた方が
良いと言うのが個人的な考えではある。

ただ上記に述べたように
すべての人がそうすれば良い
というものではないというのが現実。

以下は当社で提供している
HSBC香港口座の解約サポートサービスである。

http://www.borderless-investment.com/hsbccls

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