HSBC香港口座開設成功と報せと今後予想される動き

先週末香港を訪れて
HSBC香港の口座開設に挑戦した方の
サポートは無事成功した。

アドバンス口座の開設。

先月まで行っていた
支店から伝えられていたように
アドバンス口座の最低預金額である
HKD200,000をすべて当日入金しなければ
ATMカードやPINなどの必要なものは
1週間後に窓口に取りに
行かなければならないということもなく、
HKD10,000程度の入金でも
すべて当日受け取ることができた。

動画撮影もなし。

10月中旬より
HSBC香港の口座開設基準が
再び厳しくなるということが
銀行担当者から伝えられ、
新しい情報が入るとともに
私もこのメルマガを通じて随時
お知らせしていたので近いうちに
香港を訪れて口座開設をしたいと
考えていた方は気を揉んでいたかもしれない。

ただ11月に
引き締めがあったのは事実で
英語力不足で口座開設を断られたという
ケースが複数あったのを確認している。

我々はもちろん
状況を座視していたわけではなく
内部の知人に連絡を取ったり、
いくつかの支店を直接訪問するなどして
できるだけの情報を集めていた。

そうしてある程度
目星をつけていた支店を
新規に訪問して今月に入って
最初の成功例を得た。

ひとまず安心して欲しい。

一方、
今回の調査でHSBC香港本部が
憂慮しているポイントも
おぼろげながら見えてきた。

それは

「口座のダウングレード」

についてである。

HSBC香港の
口座には以下の3種類があり、
それぞれに最低預金額と
それを維持できなかった場合に
徴収される口座維持手数料がある。

パーソナルインテグレーテッド(旧スマートバンテージ):最低預金額HKD5,000(口座維持手数料HKD60/月)
アドバンス:最低預金額HKD200,000(口座維持手数料HKD120/月)
プレミア:最低預金額HKD1,000,000(口座維持手数料HKD380/月)

口座の内容の違いは
窓口手続きやテレフォンバンキングでの優遇と
若干の手数料や限度額の差、
プレミアの場合は海外にある自分の
プレミア口座間の送金手数料が無料といったところである。

インターネットバンキングは
分け隔てなくすべての口座で使える。

正直日本人が国内から使う場合、
パーソナルインテグレーテッド口座で充分だ。

ところが現在HSBC香港では
パーソナルインテグレーテッド口座を開設すると
ATMカードやパスワード等重要なものは
7営業日後以降1ヶ月以内に本人が
窓口に引き取りに行かなければならない。

ちなみに以前は
パーソナルインテグレーテッド口座
(当時のスマートバンテージ口座)を開設して
その場でそれらを受け取ることができたが
いつしか7日後の窓口出頭引取りが必須になった。

アドバンス口座であれば
カード類を即日受け取れていたので、
最近はまずアドバンス口座を開設して
3ヶ月後以降に郵送で
パーソナルインテグレーテッド口座に
ダウングレードする方法が主流だった。

その手続きを経て、
改めてパーソナルインテグレーテッド口座の
ATMカードが郵送されてくるという段取りだ。

普段香港に住んでいない人は
ほとんどがこの方法を採っていると考えられる。

ところが
これは銀行側から見れば
手間と費用ばかりかかり、
ほとんどメリットがないのが明白。

先月から各方面で
聞いた話を総合すると
どうやらここにメスが
入りそうだと感じている。

ダウングレードが金輪際できない、
ということはあり得ないだろうが
その手続きのためには香港に来なければならない、
ぐらいのことはあるかもしれない。

状況がはっきりしたら
またメルマガを通じて
お知らせしたい。

ひとつ言えることは
将来的にこうした制限や困難が
増えてゆくことがあっても
減ることは決してないだろうということ。

2012年以前は
パスポートと日本の運転免許証を
持ってゆけばほとんど何も訊かれずに
スマートバンテージ口座が
開設できてカードもその場でもらえた。

今は住所証明として
最低でも国際運転免許証が準備、
ATMカードをその場で受け取りたければ
アドバンス口座の開設が必要、
そしてある程度の英語による
コミュニケーションが必須である。

これが以前のように戻ることは考えにくい。

つまり将来まで
時間軸を広げてみると
今がもっとも口座開設しやすいのである。

HSBC香港の口座を
持ちたいと思っているのなら
一刻も早く来たほうが良い。

それだけは確かだ。

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http://www.kouzakaisetsu.com

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投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

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