線の旅。アメリカ横断、北上(2)

どうやらスラム街で降りてしまったようだ。

ラスベガスで朝食を採ろうと、
ハイウェイを適当な出口で降りると
ホームレスの人たちがあちこちに座り、
虚ろな目をしてこちらを見ている。

すってんてんになった元ギャンブラー達だろうか?

レストランに入るのは断念して、
セブンイレブンで食料を調達することにした。

中に入ると
身長185cmはあろうかという黒人の女、
足が異様に長い、尻がこちらの胸の辺りにある。

露出過剰のホットパンツ姿。

売春婦だろうか?

いずれにしても長居は無用なようだ。

フラッグスタッフで
車を止めて公園を歩く。

子供たちは学校に行っているのだろう、
芝生の緑が鮮やかな公園には誰もいない。

昂揚感(こうようかん)が甦る。

学校さぼって寝ていた
高校の近くの公園のベンチ。

”あいつら、今授業中か”

そう考えると、
沸き起こってくる妙な昂揚感。

しばし普通の観光客になって
グランドキャニオンを見物する。

だいたいこういうのは実物を見ると、

「ナンダ、こんなもんか。。」

と思うものだが、

「ナンダ、こんなもんか。。」

と思うだろうな、と考えながら見ると、
もう一巡して感動できる。

でかい。アメリカはでかい。

西部劇な道をひた走る。

アリゾナからニューメキシコへ。

Car And Wild Land

途中、ネイティブアメリカン、
ナバホ族の居住区をいくつも通り過ぎる。

特殊な発音を含む
ナバホ族の言葉は他の民族には
解読が困難である。

その特性を生かして
大東亜戦争(太平洋戦争)のときには
暗号通信要員としてナバホ族が日本との
戦いにかり出された。

彼らが日本軍の捕虜になったら
暗号が使えなくなってしまうので、
彼らには常に別のアメリカ兵が援護についていた。

そのアメリカ兵の任務は、
捕まりそうになったナバホ族兵を
殺すことも含まれていたという話は、
映画「ウインドトーカーズ」で
描かれている。

海外資産運用メールマガジン【国境なき投資戦略】

投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

お名前(姓)
お名前(名)
Eメール

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

海外資産運用メールマガジン【国境なき投資戦略】

投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

お名前(姓)
お名前(名)
Eメール