我々外国人投資家が
オーストラリアにおいて購入できるのは
コンドミニアムの新築物件か
土地を購入してその上に 一軒家を
新築する「ランドアンドハウスパッケージ」
という形においてのみである。
中古の物件を買うことはできない。
また、
外国人が中古の物件を
買うことができないということになるので、
エグジットする際に売却する相手も
オーストラリア人に限られるという縛りがある。
土地を購入して集合住宅を建てる、
あるいは既存の家を購入してそれを
一度解体して新築する、
等の方法は使えるようなので
やりようによっては興味深いスキームを
組むことも可能だろう。
住宅ローンは外国人でも
申請が可能でLTVは80%が上限らしい。
オーストラリアにおける
外国人の不動産購入の一般的パターンは
10%の頭金を支払って
「プレビルド(オフプラン=off the plan)」
の新築物件を購入、
2〜3年後の完成時に10%を現金で支払い、
80%のローンを利用するというものである。
もちろんローンの申請には
審査があるので属性によっては
70%や60%ということもあるので、
その場合は完成時の現金支払いが
増えることになる。
移民国家であり、
国土が広い割には居住できる地域が
限られているオーストラリアの各都市は
2%程度という慢性的な低空室率を誇っており、
賃貸需要は高く、よほど場所を間違えなければ
賃貸付けをするのは困難なことではないという。
ブリスベンの一般的な賃貸利回りは5〜6%程度。
紺野氏の見立てによれば、
半分程度を現金で払えるのであれば
賃貸経営をするメリットはある、
とのことだった。
ブリスベンの
平均的なユニットの価格は
AUD400,000(約3,600万円)程度なので、
1,800万円の現金投資ができるのであれば
良いということになるのだろう。