オーストラリア不動産のオークション

オーストラリアでは
オークション(競売)で不動産を購入する、
ということが日常的におこなわれている。

いつどこでオークションが
おこなわれるかという情報は
ウェブサイトなどで簡単に取得することが可能。

参加するのに
予約や申し込みの必要はなく、
直接オークション会場に足を運べば
誰でも参加できるようである。

メルボルンで
一度オークションを覗いたことがあるが、
ネットで取得した時間と場所を基に会場へ向かうと
目的の物件付近の少し広い場所で業者らしき男性が、

「はい今、58,000。59,000は誰か居ないかい?」

とまるで青果市場の
せりのような威勢の
良い掛け声で仕切っており、
ときたま周りを取り囲んだ
購入希望者の中から価格が聴こえてくる、
という形でリズミカルに進行していた。

良い物件はだいたい
相場あたりで決まるようだが、
ときには結構安い価格で
買えたりすることもあるらしいし、
どうしても買いたい購入者同士が
熱くなって相場より高く値が付くこともあるようだ。

また、ここ数年不動産価格が
上昇しているシドニーやメルボルンでも
中国人投資家の動きが活発で、
オークションに参加した中国人が
相場より高い金額で応札して一瞬で
入札を終わらせる例もあるらしい。

オーストラリアでの不動産の
主要な取引方法のひとつであるのは間違いない。

オークションで落札したら
その場で落札価格の10%を支払い、
30日以内に残額を支払う形で物件の
引き渡しを受けるというのが
一般的な流れになる。

オークションは多くの場合
格安で不動産を取引できる機会である反面
建物調査の特約やクーリングオフなど
通常の不動産取引に付帯する条件がない。

物件の修繕にかかる費用や
家具や備品なども計算したうえで
自分なりの落札目標価格を決めるべき。

ある程度こうしたことへを
目利きする知識やセンスは必要になってくるだろう。

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投資家として、そしてFA(ファイナンシャルアドバイザー)として海外で20年間生き抜いてきた玉利将彦が独特の視点から語る海外投資の極意

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オーストラリア不動産のオークション」への3件のフィードバック

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